先週ですが営業のキカイと一緒に中国に行きました。
道刃物が二人で海外出張は珍しいことです。
しかもキカイは初の海外でパスポートもこれを機に取得。
目的は弊社のお客様でもあるホビータウンさんが
ペーパーワールドショー中国に出展するため。
弊社は場所を間借りしての展示会でした。


会場は上海新国際博覧中心というところでとにかくその規模は大きく１７棟もあるようで
ビッグサイトや幕張メッセとは比べ物になりません。
会場に着くと道刃物のロゴマークがデカデカと。
日本でもこんな装飾したことないのに、思わずその装飾を持って帰りたくなりました。

初日、とにかく何もしないのでは人も集まらないので
身振り手振りでの木版画デモンストレーション。
その言動や様子を見ていた金社長をはじめ
スタッフの方々も見よう見まねで実演に協力していただき
あれよあれよで人だかりが。
摺り体験は長蛇の列で、しかもバレンで摺りあがった時のリアクションは世界共通でした。


販売するにもこちらは言葉ができないため、金社長の力をお借りしたら
木版道具箱があれよあれよという間に完売。

蘇州で版画をされているプロの方もちょうど出展しており
弊社のハイス鋼版画刀を気に入られ、持参したハイス版画刀７本組セットを爆買い。
まさかまさかの展開で唖然としました。

数年前では考えられなかった中国のホビークラフト市場。
それは富裕層が増え、余暇を楽しむ人口が増大し、
中国の方々自体の生活が豊かになってきている証拠なのでしょう。

日本以上の腕を持つ消しゴム作家も登場したり、
ご自慢の作品を押すコーナーもあったりで
出展社の中でこれだけの来場者があふれかえってるのは
ホビータウンさんのブースだけだったかもしれません。
夜はスタッフ総勢２５名での宴会。初の白酒に胸躍らせていたキカイは人数が多すぎたために
さほど標的にされず、事なきを得ましたがとても楽しいひと時を過ごしました。
（こんな大勢でもひとつの円卓で食事ができるなんて恐るべし中華料理）

 
また限られた時間を有効活用するために
上海の夜も堪能しようと現地の若いスタッフに協力してもらい上海の外灘（バンド）へ。
ライトアップされた西洋式高層建築で銀行が立ち並び
川沿いにはカップルであふれかえってる中、夜景を楽しみました。

 
とにかく４日間ともに最高の天候に恵まれ、雨どころか雲一つない秋晴れ。

こんな中国出張も珍しいです。
以前は災害男とまでネーミングされたキカイでしたが、完全な晴れ男と変貌したということでしょう。

執筆：　タナカ