切れ味のチェック刃先の健康度を知っておこう

前よりも刃を入れるのに力が必要になった気がする。刃を入れた木材に線や筋が残るようになった。
こんな状態になったら一度研ぎを試してみてください。購入時の軽くて鋭い切れ味が戻ります。


不健康で切れない刃先
切れ味が悪い気がする…そんな方は刃先にザラザラ感がないか
指の腹で軽く触って確認しましょう。
また、包丁用の砥石で研いだら刃先が丸まってしまった…。
こんな状態も切れ味を落とし、すごく使いづらいと感じる原因になります。

健康的でよく切れる刃先
きちんとメンテナンスをしないと、きれいな状態は購入時だけだったという場合も。
よく切れる彫刻刀は作品づくりも楽々で、彫った跡もツルツル!
普段からしっかりメンテナンスする意識を持ちましょう!

誤った研ぎ角度の例
彫刻刀に限らず、この研ぎ方だと刃先が丸くなってしまい、切れ味が悪い仕上がりとなります。正しい研ぎ方を知らないとこうなりやすいと思います。

正常な研ぎ角度の例
刃先の角度に合わせて、一定の角度を保ったまま研げています。この研ぎ方をすると、刃先が刃裏側に少しずつ返り、裏押し(裏研ぎ)をすることで正しい切れ味を取り戻します。
切れる彫刻刀、切れない彫刻刀の特徴

使ってすぐの切れ止みは使用での欠け、長年お使いのもので切れないのは研ぎで丸っ刃になったことが原因(どちらか一方でも発生すると切れ味が悪い)。研がないまま使い続けるとどちらの条件もが重なり、全く切れなくなります。
切れるようにするには丸っ刃にならないように気を付けながらギザギザを取るように研いで刃先を研磨しましょう。