まずは研ぎの理屈を知ろう!
彫刻刀の研ぎを砥石で行うのはなかなか至難の業です。
刃の形が変わってしまう、刃先が丸くなってしまう、準備が面倒、挙句の果てに研いだらますます切れなくなる、など。
研ぎを考えると憂鬱になってしまう人も多いかと思います。
弊社では彫刻刀研ぎ機「ミニハイスケアー」と「ダイヤケアー」をお勧めします。
少しコツがいりますが、掴めさえすればこちらのもの。研ぎが楽しくなるくらいの気持ちになれば最高ですね。
【研ぎについて深く知りたい方へのオススメページ】
研ぎ機の使い方を細かく説明した、仏師あんどぅさんとの記事「彫刻刀研ぎマスターへの道」
切れない刃先の状態を模型で解説した【切れない刃先解説】。
なぜ切れないのかが理解しやすく、研ぎがよりはかどるかと思います。
ミニハイスケアー、ダイヤケアーに続き2024年5月にリリースした
「EZケアー」についての解説を含んだサイト【誰でもできる彫刻刀の研ぎ直し】。
動画で見てみよう!
道刃物営業キカイが身振り手振りにて研ぎについて徹底解説!
研ぎ機のご購入をご検討の方は是非一度ご覧ください!
研ぎ方図解
各種研ぎ方
- 平刀
- 印刀
- 丸刀
- 三角刀
1、平刀裏研ぎと同じように刃裏を研ぐ。
1、(2)の丸バフで、丸刀の裏面を磨く。(図A参照)・鏡面仕上げ部分は刃先から10mmくらいまでが目安。・小サイズの丸刀の裏研ぎは(3)の角バフで軽く行う。
1、(3)の角バフで、三角刀の裏面を磨く。(図D参照)鏡面仕上げ部分は刃先から10mmぐらいまでが目安です。
各種製品の扱い方
ダイヤケアー
- ●油(椿油または防錆油)を数滴落として滑りを良くし、ダイヤ目の目詰まりを防ぎます。
- ●新品時はダイヤの角が良く効いて、深い筋目が残るほど荒い目ですので、研ぎおろしスピードは速いです。
- ●使っていくうちに深い筋目が少なくなり、仕上げに当てるフェルトパフの磨き効果が高まり、切れが良くなります。
- ●ダイヤケアー当て方中央の二つのガイドレールを外したり重ねたりすることで、お好みの角度で研ぐことができます。
ミニハイスケアー
- ●全てのバフに充分に青棒(仕上げ研磨剤)を塗りつけてください。怠ると刃物が焼き戻り、切れが悪くなります。
- ●フェルトバフの新品時は青棒を頻繁に“塗りつけ、刃物磨き”を繰り返し、よくなじませてください。
- ●青棒はフェルトバフに馴染みが出来ると、軽く青棒を押し付けるだけで塗りやすくなります。
- ●モーターが止まるような強い力で押し付けても、絶縁防止装置が付いていますので安全です。
- ●全て圧縮成形したバフです。横方向に少しずつずらしてご使用ください(同じ箇所を使うとその部分だけフェルトバフが凹んで使いにくくなります。
- ●刃先を立てないように、刃表が面で当たるようにバフに押し付けます。
研ぎのアフターサービスについて
研ぎ直しは弊社彫刻刀をお使いのお客様へのアフターサービスとして行っており、基本的には他社彫刻刀を主にお使いの場合はお断りしております。他社のものですと材質の違いなどにより、初めの切れ味はよくてもその後の刃の持ちまでは保障出来ないためです。よろしければ一度ご相談くださいませ。
【ご注意】
・弊社へ送って頂く送料はお客様負担になります。
・彫刻刀は新聞紙にくるんだり、箱に入れるなどして必ず刃が飛び出ないように注意してお送り下さい。
・刃研ぎだけご依頼の場合は荷造り送料として440円(税込)別途かかりますが
商品をご購入の上合計5,500円超えるようであれば送料は原則として無料になります。
【納期】
日数は約2週間程度頂戴しておりますので余裕を持ってお送り下さい(込み合う場合は1か月ほどかかる場合もあります)。
次の教室までに使いたいなど、どうしてもお急ぎの場合は可能な限り 対応させて頂きますので一度ご相談下さい。
- 彫刻刀/てんこく刀/版画刀/変形刀各種/モデレッジ330円
- ノミ(木彫のみ・小細工のみ・ハイス小道具のみ、ウッディチゼル)/横手小刀/カービングナイフ/工芸アートナイフ/レザークラフト聖シリーズ/ミニリードナイフ550円
- 鉈、槍鉋(各種)880円