木彫りひよこを作ろう
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木彫家・馬塲稔郎さん
木彫体験用ということで、短時間で完成の出来るデザインを考えてみました。
道太郎くん
2016年の日本ホビーショーで行った、木彫家・馬塲稔郎さんとの木彫ひよこワークショップの作り方を大公開します!
この作品を制作するにあたって
図面と木取り
まずは図面作成と木取りを行います。
リアルな実物を参考に、彫りやすさも考慮してデフォルメします。
図面を参考に、大まかに木取を行います。
顔面を彫る
まずは顔面を彫ります。
頭部の上から鉛筆でくちばしを描きます。
正面からもくちばしを描き、その脇を丸刀小で彫り溝を作ります。
溝の外側を平刀で落とします。
外周を落とす
胴体の外周を平刀で落とします。
4つ角を落とし上から見たら八角形に見えるようにする感じです。
羽を出す
羽を描き、丸刀小で線に沿って溝を彫り、平刀で溝の外側を彫り羽を出します。
背中の丸み
背中の角を平刀/印刀で落として丸みを付けます。
おしりの丸み
同様におしりにも丸みを付けます。
おなかの丸み
おなかも同様です。
くちばしを出す
全体の形が出来たら顔に戻り、くちばしを出します。
平刀で菱形に刃を入れ、四角錐(ピラミッド型)になるように彫ります。
形状の確認→切り離し
全体の形状を確認したら、台座から切り離します。
台座は最後までついていてもいいので、お好みで。
目を彫る→彩色
最後に、目を丸刀と印刀で彫ります。
目玉の丸みがいい感じに彫れたら、目とくちばしに色を入れます。
ということで、完成!
一見簡単そうな形状ですが、木の目の方向などコロコロ変わるので
最初の練習には持って来いの形だと思います。
是非挑戦してみてください!
まとめた資料はこちら
この作品はこの材料から作れます。
講師紹介
馬塲稔郎先生
1980年生まれ。
2003年より、主に動物をモチーフとした木彫作品制作を開始。
これまで数々の展示イベントにて発表しております。
現在制作の傍ら、府中市にあるご自身の工房で木彫教室も開催。
動物好きな方に大人気の講座となっております。
馬塲先生公式ホームページ 馬塲彫刻研究所