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おしえて!たなかさん 【道刃物スタッフインタビュー 第一回 社長:たなか】

  • カテゴリ: 商品情報・豆知識・道刃物のこと

彫刻刀メーカー・道刃物工業株式会社。中ではどのような人が働いているのか。
スタッフインタビューとしてこれからシリーズでお伝えしてまいります。
第一回目は社長・たなか。
幼少期のことから現在に至るまでを、いろいろと思い出して語って頂きます。
インタビュアーは道刃物マスコットの道太郎くんです。
それでははりきってどうぞ!

道太郎
道太郎
こんにちは、道太郎です。
今回は道刃物工業の社長、田中悟さんに会社のことやこれまでのことをいろいろと聞いていきます。
よろしくお願いします!
お手柔らかに、よろしくね(笑)。
たなか
たなか
出身地·刃物の町 兵庫県三木市
道太郎
道太郎
まずは道刃物工業の成り立ちについて聞かせてください!
弊社は刃物の町“兵庫県三木市”に生産拠点を置いています。
三木市の中でも最西にあたる別所町石野は昔から剃刀鍛冶や鎌鍛冶がたくさんいました。
たなか
たなか

風光明媚な三木の景色

道太郎
道太郎
道刃物は昔から彫刻刀一本だったんですか?
いや、はじめは農作に必要な鎌製造に従事しており、農作業や園芸で使う鋸鎌の刃先のOEM(下請け製造)をしていたんですよ。
特にその鋸鎌は私の祖父“正二”が、焼き入れ時に発生する虹色の模様を生かした鎌を考案しました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
えっ!?元々は鎌鍛冶さんだったってことですか!
そうやね、意外かもしれないね(笑)。
そこから時代は流れ、弊社の創業者であり私の父である“逸雄”がたまたま中国視察について行ったのが縁で日本の鎌の技術を供与することになり、鎌の生産拠点は中国へ移行。
それと並行し、国内で愛好家用彫刻刀の生産を本格化させました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
鎌の製造と入れ替わりで彫刻刀を作り始めたんですね。
現在彫刻刀を製造しているメーカーは全国に数社ありますが、弊社はその中でも後発な立場です。
昔の鍛冶屋のようなその日暮らしの製造方法ではなく、消費者のニーズに合った商品を供給するためできるだけ量産化し、後発だからこそ柔軟な対応をしていきながら、あらゆる面で合理化を図りました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
だからこそ、道刃物の製品は品質が良い割に手に取りやすい値段なんですね!
そこはこだわっているところやね。
たなか
たなか
大学時代
道太郎
道太郎
社長の若いころってどんなんだったんですか!
私は高校を卒業するまで地元三木市で生まれ育ち、大学進学と同時に東京都内へ上京しました。
大学時代は経営学を専攻し、なかでも韓国経済の発展に興味を持ち、特に財閥の成長と日本企業との比較について、座学だけではなく実際ソウルの企業へ工場見学・視察。現地の大学生と意見交換もしました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
今に通じるフットワーク!
その頃からそうやったね。
また、田舎育ちでしたので幼少の頃から体を動かすことが大好きで、小学(野球)、中学(バスケ)、高校(アメリカンフットボール)、大学(フェンシング)とそれぞれ異なるスポーツを行ってきました。
たなか
たなか

スポーツに打ち込んでいたころのたなかさん

道太郎
道太郎
好奇心旺盛だなぁ。
各分野での交友関係が異なることで、自分の視野を拡大し、そして何よりも各競技においてリーダーシップ論を学び、今の自分の礎となるものをスポーツを通して築けたと自負しています。
たなか
たなか
サラリーマン時代
道太郎
道太郎
社長は最初から道刃物の社員だったんですか?
「大学卒業後はすぐに道刃物へ入社せい!」と父から言われていたものの、自分は他人の飯を食うことが今後の自分や会社にとっても有益であると考え、東京都内にある大手事務用品メーカーへ就職。
社会人として、ゼロから新人教育を受け、入社一年目からルート営業の担当を与えられました。
たなか
たなか

サラリーマン時代のたなかさん

道太郎
道太郎
なんと、また意外な経歴ですね!
都内を運転などしたこともなく、ましてや営業のイロハなどはおそらく今の仕事では教わらなかったであろう基礎をびっちり叩き込まれました。もうほんま必死やったなぁ。
また、パソコンに詳しい友人もいたおかげで、今思えば結果的に道刃物に役立つことが満載でしたね。
たなか
たなか
道刃物に入社

道刃物本社

道太郎
道太郎
そこから、どういう流れで道刃物に?
サラリーマンをしてから3年ほどが経ち、会社の単なる歯車にしか過ぎないと感じた私は父に相談。その会社を退職し、一旦三木の本社に戻るつもりで道刃物に入社しました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
ここで社長が若かりし頃にテレビ出演した映像を見つけたので見てみましょう!

道太郎
道太郎
ハッスルしてますね!(笑)
めっちゃ若いやん!(笑)
道刃物での業務ですが、はじめは期限付きの修行みたいなものと思っていたのが父から「とりあえず3年、自分の力を試すためにも関東を中心に道刃物の新規開拓としてチャレンジしてみてはどうか?」と意外なアドバイスを受けました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
それが道刃物の東京進出のきっかけなんですね。
そうやねん。
まずは比較的家賃も安く、関東近郊ということで相模原に連絡所を開設。その後、たった一人でカルチャー教室などの飛び込み営業を体当たりで行いました。サラリーマン時代のような大きな看板を背負っているわけでもないので、道刃物という会社名を名乗っても名刺を渡しても見向きもされず、門前払いされることもしばしば。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
何もない荒野を、ただ独りで。。。

営業で東奔西走するたなかさん

毎日が勉強勉強で本社の職人さんに刃物のことを教わり、お客さん自身から彫刻刀のことを教わり、研ぎ方の実演を人前で恥をかきながら実演したりして、悪戦苦闘の日々でした。
たなか
たなか
東京営業所の開設~現在
苦労の甲斐もあって東京のお客さんが増えたことや、私自身の結婚を機会に東京営業所を赤羽に移転しました。と言っても最初は今のようなショールームなどがあるわけでもなく、賃貸のマンションを自宅兼事務所にしておりました。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
最初はお店じゃなかったんですね。

そやねん。そのうち数多くの展示会に出展している中で、いつでも商品がみられるショールームみたいなものはないのか?というお客様からのご意見があり、そこから現在のカービー(東京営業所)を開設したのが2010年の6月。
たなか
たなか

東京営業所「カービー」

そしてその年の秋、カービーオープンのすぐ後に出展しいてた東京での消しゴムはんこイベントでたまたまその時山形から偶然遊びに来ていたキカイくんと出会うことになり、弊社東京営業所で営業マンとして採用。現在に至ります。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
すごいタイミングだったんですね!(笑)

そうなんです。いろんな人との不思議とも思えるたくさんのご縁の中で、この会社は成り立っているといって間違いありません。それは今後も続いていくと思います。
たなか
たなか

日本ホビーショー会場(2016年)と本社前(2020年)にて、道刃物スタッフ全員集合!

道太郎
道太郎
ひとつひとつを大事にしていきたいですね。
ほんまやね。よし、ほなそろそろ締めよかね。
たなか
たなか
道太郎
道太郎
はい、また今度別なお話を聞かせてください!

~終わり~

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