木のコップ ククサ(kuksa)をスピーディーに作る
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道刃物キカイさん
ゆっくり時間をかけて作るのが醍醐味のククサですが、もっとスピーディーに作りたい!という方に いろんな道具を使ってスピーディーに作る方法をご紹介いたします。 ククサを作ったことがある人、ククサ作りの一連の流れを知りたい方は是非ご覧ください!
この作品を制作するにあたって
木材に削る部分を書き込む
まずは取っ手の部分に、これから削り落としたい部分を書き込みます。
鋸を入れていくので、5~10mm幅にストライプを書き込みます。
鋸を入れる
書き込んだ線に沿って鋸を入れます。 多少ずれても気にしない(笑)
両締めバイスに挟む(固定する)
両締めバイスなどをお持ちの方は、木材を固定するのに便利なので活用しましょう。
ウッディチゼルを木づちで叩いて不要部分を取る
固定したら、木口方向から縦にウッディが入るように軽く叩きます。
鋸が入っているのでパキパキとたやすく落とせます。
平刀で削る
両締めバイスなどがない場合は、机の上にコルクシートを敷いて
鋸が入っているところにウッディチゼルを入れてザクザク彫る方法も。
コルクシートは机もさることながら刃物へのダメージも軽減するのでオススメ。
刃が抜けたところが大きく割れないように、少しずつ刃を入れましょう。
くびれ部分はカトラリー細工のみ丸スクイで削る
取っ手の付け根のくびれ部分はカトラリー細工のみ丸スクイで
えぐるようにして彫るときれいに早く成型出来ます。
カービングナイフで細部を整える
取っ手の穴や装飾部分はカービングナイフで行うのがやりやすいです。
カービングナイフは両刃なので向きを気にせず彫れるので
穴繰りなどが大変しやすい形状になっております。
縁の面取り、外側に彫り跡をつける
最後はウッディチゼル平刀で、コップの縁の面取りと
ボディ外周に彫り跡をつけて仕上げましょう。
完成!
一刀一刀大事につけた刀痕をあえて残すのがミソ!
お好みでクルミオイルなどを塗布して表面を仕上げます。
作り方動画のご紹介
作り方をまとめた動画がこちら。
これを参考に楽しくククサ職人になりましょう!